尿漏れについて悩んでいませんか?
 
 
私も頚髄損傷者だから、
過去に排尿について、
悩んだ事があるんですよね。

同じ障害を持っているだけに、
いろいろ気持ちもわかっちゃうんです。
 
 
 
 
そこで今回は、
頚髄損傷者の尿漏れを防ぐ内容を、
私の経験にもとづいてシェアします。


これさえ見れば、
さまざまな対策が存在することを、
知ることができますよ。

また、一番おすすめの方法も、
記事の中盤で書いています。

排尿に関して、
少しでも今後の参考になれば、
嬉しい限りです^^

 
 
 

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尿漏れを防ぐにはどんな方法があるの?

 
 
頚髄を損傷すると、
排尿機能に障害が出ます。

簡単に言えば、
徐々に膀胱容量が小さくなるため、
漏れる確率が高くなるのです。

私自身、C6-Aという最低レベルですが、
自己導尿をし始めた頃、
とにかくよく尿漏れをしたんですよね。

この当時、膀胱容量を測った値が、
130mlという少ないものでした。

オロナミンC(120ml)1本くらいしか、
溜まらなかったんですから。^^;

ただ、
頚髄損傷のレベルごとの症状はさまざまですし、
排尿に関する内容は、一概には言えません。

ですので今回の記事は、
C6レベルの人を対象に書いていますので、
ご了承願います。
 
 
 
 
ところで過去の私は、
尿が漏れるとお尻の皮膚が蒸れやすくなるのか、
床ずれ(褥瘡)がよくできたんです。

そういうこともあり、
防止のため知り合いの頚髄損傷者に聞いたり、
いろいろ考えたりもしたんですよね。
 
 
その結果、
下記のような尿漏れ対策が見つかりました。
 
  • 水分量を減らす 
  • 2時間起きに自己導尿する
  • 漏れを防ぐ薬を飲む
  • 神経ブロックの注射をする
 
 
だけど、
完璧な内容ではないんです。

尿漏れは水分量を減らすことで、飲み物制限
確かに少なくなりますが、
体に良とは言えません。

2時間おきに自己導尿するのは、
寝る間も惜しんでするので、
本当に大変なんですよね。

また、
漏れを防ぐ薬(ポラギス・バップフォー)を飲めば、
たくさん尿が溜まる訳ではないのです。

神経ブロックをすれば、
尿漏れを改善する方法があると聞いたのですが、
私はやったことがないので、効果はわかりません。
 
 
そこで泌尿器科の先生に、
藁にも縋る思いで、
一番良い方法が何かあるか相談してみたんです。

すると、
「尿漏れを防ぐには、膀胱拡大術が一番いい!」

こんな風に言われました。
 
 
それでは次の章で、
詳しく説明していきますね。

 
 
 

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膀胱拡大術とは?


ただ、膀胱拡大術と言われても、
よくわからないと思います。
病院の手術室
簡単に言えば、膀胱を大きくし、
尿を貯める容量を、
増やすという手術なんですよね。

どうやって?と、思うでしょう。

これがなんと、自分自身の小腸を使い、
腹を開いて膀胱に縫い合わせて大きくする

という内容です。

それと同時に、
筋膜を使って尿道を吊り上げる、
スリング手術も含まれています。
※スリング手術 - 尿失禁を治すための手術
 
 
ちなみに、
手術と経過がこちらです。
 

    【私が過去にした膀胱拡大術の経過】

  • 手術日2週間前に入院
  • ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
  • 手術日まで食事量を減らし、尚且つ下剤を飲んで小腸を空っぽにしていく
  • ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
  • 手術日(術後1日はICU≪集中治療室≫で過ごし、落ち着けば普通病棟に戻る)
  • ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
  • 毎日、医師と看護師による膀胱洗浄がある
  • ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
  • 1ヶ月~2ヶ月弱で退院
 
手術で膀胱を繋ぎ合わせていますが、
小腸自身が粘液を放出するため、
膀胱洗浄が欠かせなくなります

※膀胱洗浄 - 注射器で生理食塩水を膀胱に入れ、洗浄すること

これをしないと、
排尿時に入れたカテーテルが粘液で詰まり、
尿を出せなくなるのです。

上記、手術の経過は、
人それぞれ個人差があると思いますので、
参考程度にご覧ください。

ちなみに、私がお世話になった病院名は、
厚生連高岡病院(富山県高岡市永楽町5番10号)です。
HP ⇒ http://www.kouseiren-ta.or.jp/

金沢大学の関連基幹病院のようですね。
 
 
8時間くらいの長い手術だったけど、
全身麻酔で、あっという間でした。

ただ、術後の4日間は、
何とも言えない体のだるさと辛さが、
続きましたね。

5日目から徐々にではありますが、
楽になって来たのを覚えています。

その後、傷跡もふさがり、
体調も良くなって退院となりました。
 
 
もし、手術を考えたとするならば、
その後の経過が知りたいと思います。

次の章では、
膀胱拡大術をした私の経過を、
お伝えしますね。
 
 

手術をした後の経過とは?

 
 
私と同じ頚髄損傷者にとって、
一番気になることといえば、
このことだと思います。

「手術してすぐ効果はあるの?」
 
 
ハッキリ言わせて頂ければ、
私はすぐに、
尿がたくさん溜まるようになりませんでした。

手術後1年~2年は、漏れ止めの薬も飲んだからか、
膀胱容量が200㎜前後にはなりましたが、
漏れもよくありましたね。

ただ、3年目ぐらいからはそれも減り、
尿もさらに溜まり始めました。
 
 
今では漏れ止めの薬も飲まず、
これ位の尿量が溜まります。
 
  • 車椅子に座った状態 - 250㎜~300㎜
  • 寝た状態 - 350㎜~500㎜
 
また、尿意が催されてからも、
30分~1時間もちますね。

だから、外出時の水分量も気にせず、
ガンガン飲んでいますよ。
 
 
 
ちなみに、
膀胱洗浄は自宅に戻ってからも、膀胱洗浄のセット
欠かさず行わないといけません。

右の写真は、
そのセットになります。

生理食塩水を紙コップに入れ、
注射器で吸い上げてカテーテルで膀胱に入れ、
また吸い取るという単純作業です。

これで小腸が放出する、
ドロドロの粘液が掃除されます。

17年経った今でも、
小腸の粘液はいまだに出てきますね。

だから、
カテーテルが詰まった際は、
注射器で引っ張って取ります。
 
 
また、さらに不幸が重なって私は、
膀胱拡大術の後に、
腸閉塞も起こしてしまったんです。

直接関係ないでしょうが、
小腸に関連ある手術だけに、
何とも言えませんが。^^;

そんな困難も途中にありましたが、
今では膀胱拡大術をして、
本当に良かったと思っていますよ。

それって具体的に何なんでしょう?
 
 

膀胱拡大術の私が思うメリットとは?

 
 
ハッキリ言えるメリットは、
こんなことだと思います。
 
  • 尿漏れが原因でできていた床ずれが、できなくなった
  • 外出時にいろんな飲み物を、気にせず飲めるようになった
  • コーヒーや緑茶のように、カフェインが含まれる飲み物が飲めるようになった
  • 飲み会で、ビールをガンガン飲めるようになった
 
外出時に尿漏れすると、
ブルーになりますからね。^^;

気にならずに飲めるのって、
最高なことなんです♪

些細なことと思いでしょうが、
頚髄損傷者にとっては、
非常に重要なことなんですよね。
 
 
 
ただ、間違ってもらいたくないのは、
膀胱拡張術をすれば、
完璧に尿漏れが無くなる訳ではありません!

こんな私でも、
たまに失敗しています。^^;

でも、手術をしないよりは、
確実に尿漏れが減りますから。

手術自体、痛くて辛いことが多いけど、
長い人生を考えるのであれば、
おすすめしたいと思いますね。
 
 
もし質問があれば、
コメント欄からお願いします。

参考になれば、
嬉しい限りです♪
 
 

まとめ

 
 
今回、
膀胱拡大術について、
経験にもとづいてお答えしました。

お酒でもジュースでも、
気晴らしにたくさん飲みたくなることが、
あるんですよね。
 
 
そう考えると、
私は、手術をやって良かったと、
改めて思います。
 
 
■今日のまとめ■

    尿漏れを防ぐにはどんな方法があるの?
  • 水分量を減らす
  • 2時間起きに自己導尿する
  • 薬を飲む
  • 神経ブロックの注射をする
  • 膀胱拡大の手術をする
 
    膀胱拡大術とは?
  • 開腹して膀胱に小腸を縫い付け、膀胱容量を増やす手術
 
    手術をした後の経過とは?
  • 術後3年後ぐらいから漏れも減り、膀胱容量も増えた
 
 
個人差はあるでしょうが、
膀胱容量が増えるのは確かです。

また、尿漏れが減ることは、
一番ありがたいことなんですよね。

長い人生なんで、
ゆっくり考えてみて下さい。
 
 
応援しています。
 
 
 

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