「バイタルチェックが必要な理由って?」
 
 
看護実習時に、
頚髄損傷者を担当することになった学生さんで、
こんな風に思った人はいないでしょうか?


ヤフー知恵袋で質問されていたので、
思わず記事にしたいと思いました。
 
 
なぜなら私は頚髄損傷者だから、
もっと障害について、
理解してもらいたくなったのです。

 
 
 

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私は26年前に車の事故で首の骨を折り、
頚髄を損傷してしまいました。

健常者から障害を持ったため、
いろんなことに苦労したんですがね。
 
 
その中でも大変だったのが、
病院に短期入院したときでした。

これまで何回も看護師さんにお世話になったんですが、
頚髄損傷者の症状を知らない人が、
多いと実感したんです。

こういう状態だと、
一つ一つ説明するのも大変で、
快適な入院生活になりません。
 
 
このように、ベテランの看護師さんでさえ知らないのであれば、
看護学生さんになれば、
さらにわからなくなると思います。
 
 
 
 
そこで今回は、
頚髄損傷者を知ってもらうために、
 
  • 頚髄損傷者にバイタルチェックが必要な理由とは? 
  • 頚髄損傷者とどう接すればいいの?
 
について、お教えします。
 
 
ぜひ参考にして、
今後の業務に役立ててもらえれば、
幸いです。
 
 

頚髄損傷者にバイタルチェックが必要な理由とは?

 
 
看護師さんにとってバイタルチェックは、
重要な業務の一つです。
 
  • バイタル - 生命
  • チェック - 確認
 
上記のように訳しますが、
バイタルサイン(生命徴候)を見るための、
必要不可欠なお仕事になります。

この写真は、
自宅に来てくれてる担当の訪問看護師さんにお願いし、
撮らせてもらいました。
 
 

ただ、健常者のバイタルチェック自体は、頚髄損傷の看護のために持参した聴診器と血圧計
普段から必要なことではありません。

たとえば、定期検診の為や、
病気で病院を訪れた方は、
看護師さんがやってくれますがね。

普段から必要となるのは、
高齢者や幼児のように免疫力や抵抗力が低い人に対し、
行うことが多くなるのです。
 
 
ということは、
「頚髄損傷者も、免疫力や抵抗力が低いのでしょうか?」
 
 
 
 
そうなんです。

頚髄損傷者になると、
免疫力や抵抗力が低くなります


ちなみに、
障害を持って26年の私の普段の値は、
こんな感じです。

成人男性の値と、比較してみました。
 
 
【バイタルの比較】
バイタル成人男性私(頚髄損傷C6-A)
体温36.0度~36.5度35.5度~35.9
脈拍70回/分60回/分
血圧110-130/60-80mmHg80-100/50-60mmHg
呼吸16回/分18~20回/分

 
 
このように、
健常者の成人男性と比較して、
違う値になります。

確かに、
体に障害を持ったことにより、
色んな不都合がでてきました。
 
 
以前に頚髄損傷の後遺症について、
書いた記事があります。

時間がある際に、お読みください。

頚髄損傷の後遺症はいくつもあるの?完全と不全で違ってくるの?
 
 
私のバイタル数は、
健常者の男性と比べただけでも、
かなり違ってくるのが理解できたと思います。

これでも毎日、
筋トレして体を鍛えているのですが。

そう考えると、
入院中の頚髄損傷者はベッド上にいることが多いため、
免疫力や抵抗力がさらに低くなるかもしれません。
 
 
そこで、私の体の状態からですが、
ぜひ看護師さんに知ってもらいたい、
特徴があります。
 
 

ぜひ知ってもらいたい頚髄損傷者の特徴とは?

 
 
私が病院に入院した時は、
看護師さんに頚髄損傷の症状を、
必ず聞かれます。

人の性格は同じでないように、
バイタルの数値も感覚がある箇所も無い箇所も、
全て一緒の症状ではありませんから。
 
 
ただ下記3つの事項は、
頚髄損傷者に共通すると思います。
 
  • 体温調節が不可能となり、高温の場所だと体温も上昇する
  • 肺活量が低くなり、痰を自力で出しにくい
  • 普段から血圧が低く、上が100以下の値で、排便時はさらに低くなる
 
私は車椅子ツインバスケという障害者スポーツを行っていますが、
夏場の蒸しかえる体育館で練習すると、
風邪もひいていないのに、38.0度位の体温になりますね。

逆に寒ければ体温は、
35.0近くに下がることもあるのです。

体温の上昇だけで風邪と判断できません。

だから私は、
痰が詰まるようになって体温が高くなれば、
風邪と判断するようにしています


また、普段から血圧も低く、
調子が悪い日は、
目の前が真っ白になることもありますね。

車椅子に乗った状態でこうなれば、
介助者に車椅子の前輪を上げてウィリー状態にしてもらい、
足より頭を低くして、難を逃れます。

判断や対処法は、長年の経験から、
習得することができるんです。
 
 
このように、
バイタルチェックに関わることをいくつか挙げましたが、
頚髄損傷者は健常者の時に比べ、体が弱くなっています。

だから、バイタルチェックが、
重要になってくるのです。
 
 
 
もし頚髄損傷者から、
バイタルチェックをする理由を聞かれた時は、
このように答えてあげてください。

「怪我をして免疫力や抵抗力が低くなっているから測る。」です。

こう言えば、
納得されると思いますよ。
 
 
 
 
でもバイタルチェックをして感じるでしょうが、
頚髄損傷者は、
怪我をして落ち込んでいるのがわかりません?

このような状態だとあなたは、
 
  • 「患者さんを励ましていいの?」
  • 「何て話かければいいの?」

という風に、悩んだりすると思います。
 
 
それでは次の章で、
頚髄損傷者とどう接すればいいのか、
私の経験を元にお教えしますね。

 
 
 

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看護学生は頚髄損傷者とどう接すればいいの?

 
 
まだ勤務していない看護学生さんであれば、
もし頚髄損傷者が担当になった場合、
どう接すればいいのか悩むでしょう。

だって健常者から障害を持ったことを考えれば、
落ち込んでいるだろうと、思いますからね。

こういう状態だと、
何を話かければいいか、
わからなくなるのではないでしょうか?
 
 
 
 
私の場合は、
事故をして入院した時は19歳だったし、
若い分、看護師さんにもてはやされました。

また、その時実習に来ていた看護学生さんは、
学年が1個か2個上の近い年代でしたし、
打ち解けるのも早かったです。
 
 

今思い出してみると、頚髄損傷者の脈を測る看護師
看護学生さんが単独で来たバイタルチェック時が、
一番楽しく喋れましたね。

内容としてはテレビ番組だったり、
趣味だったりと、他愛もない話です。

やはり質問を投げかけてくれ、
聞き役に徹してくれる看護学生さんは、
話を聞いてくれたので、ありがたかったです。

ちなみに、
担当のベテラン看護師さんがいると、
誰もが真面目な話しかしませんでしたが。
 
 
しかし、
中にはこんなKYな看護学生さんがいたので、
注意が必要です。
 
  • 一方的に自分自身の話しかしない
  • 怪我する前に何をしていたか詮索してくる
  • 怪我について、必要以上に励ます
 
どこでも空気を読めない人が、
必ずいます。

そう考えると、
事情聴取のように必要以上に質問することをしない方が、
何かといいです。
 
 
私が最高に嬉しかった看護学生さんとのことと言えば、
一緒の時期に実習していた仲間同士で、
実習終了日の最後に、挨拶に来てくれたことですね


17:00を過ぎた夕食前だったので、
長居はされませんでしたが。

来てくれたという気持ちが、
嬉しかったですよ。
 
 
 
 
私の経験上、頚髄損傷者は、
受傷してかなり落ち込みます。

そう考えると、他愛もない質問を投げかけ、
聞き役に徹してあげることが、
一番の喜ばれる方法なんでしょうね。
 
 

まとめ

 
 
今回、
 
  • 頚髄損傷者にバイタルチェックが必要な理由とは?
  • ぜひ知ってもらいたい頚髄損傷者の特徴とは?
  • 看護学生は頚髄損傷者とどう接すればいいの?
 
について、お教えしました。
 
 
頚髄損傷者を、
あなたの笑顔で、
元気にさせてあげて下さいね。
 
 
■今日の■

    頚髄損傷者にバイタルチェックが必要な理由とは?
  • 怪我をして免疫力や抵抗力が低くなっているから測る
 
    ぜひ知ってもらいたい頚髄損傷者の特徴とは?
  • 体温調節ができなく、高温の場所だと体温も上昇する
  • 肺活量が低くなり、痰を自力で出しにくい
  • 血圧が普段から上が100以下で低く、排便するとさらに低くなる
 
    看護学生は頚髄損傷者とどう接すればいいの?
  • 他愛もない質問を投げかけて聞き役に徹するのがいい
 
 
私の入院中の出来事で印象的なのは、
看護学生さんとの出会いなんです。

実際に私は、
実習に来た看護学生さんと、
実習後に付き合ったこともありました♡

今ではいい思い出として、
残っていますよ。
 
 
あなた自身、
まずは実習を乗り切れるよう、
頑張って下さいね♪
 
 
 

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