人間にとって排尿することは、
生きていくために、
必要不可欠なことです。

ただ頚髄損傷者は、
手足が不自由で感覚も無い部分が多いし、
どういう方法があるのでしょう?

下関係の話って、
聞きづらいですからね。^^;
 
 
 
 
そこで、頚髄損傷歴26年の私が、
排尿方法についてお話します。


参考にして、
今後の生活に役立てて頂ければ、
嬉しい限りです。^^

 
 
 

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頚髄損傷者の排尿方法とは?

 
 
頚髄損傷者は、受傷した箇所によって、
障害のレベルもさまざまで、
排尿方法も違ってきます。

そういうこともあり今回は、
私と同じ完全麻痺C6レベルの人を対象に、
お伝えできればと考えているのです。

ご了承願います。
 
 
 
 
排尿方法は3つあります。

それがこちらです。
 

    【尿バルーン】
  • 尿道から尿バルーンを入れ、抜けないように膀胱内で生理食塩水を入れて風船のように膨らまし、尿バッグ(尿袋)に尿を溜める

    【膀胱ろう】
  • お腹から膀胱に直接穴を開けて尿バルーンを入れ、尿バッグ(尿袋)に尿を溜める

    【自己導尿】
  • 尿意を感じるごとに自分自身で尿道にカテーテルを入れ、尿を排出させる
 
私の場合は、
何年にも渡って段階を経て、
自己導尿に移っていきました。

だけど、病院によって指導方法は違うでしょうし、
以下の私が行ってきた過去の流れは、
参考程度にご覧ください。
 

≪私が受傷してから現在に至る排尿方法の流れ≫

    尿バルーン(受傷してから1年後まで)
  • 尿路感染が多く高熱が頻繁に出て、膀胱ろうに変更した
  • ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
    膀胱ろう(受傷1年後から受傷2年半後)
  • 傷口がMRSA(院内感染)に感染し、閉じるために自己導尿へ変更した
  • ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
    自己導尿(受傷2年半後から現在)
  • 作業療法士と看護師に方法を教えてもらい、練習して自立した
 
 
上記のような経過があり、
今に至ります。

というのも、私が入院していたのは、
受傷した平成2年2月から平成5年9月までという、
連続して3年半という長期間だったのです。

だから、3つの過程を、
入院中に全て通過してきました。
 
 
 
 
しかし、現在の医療システムは、
私がリハビリ病院にいた当時と違い、
最大でも8ヶ月くらいしか入院できません。

だから自己導尿の練習はせず、
看護師の仕事を短縮するのに尿バルーンをし続けたり、
膀胱ろうを造る場合もあるようです。
 
 
でも、
尿バッグ(尿袋)を付けたまま車椅子に乗るのは、
嫌じゃありません?

コンパクトな尿バッグもあり、
外見ではわからないように、
することができますがね。

尿バルーンや膀胱ろうだと、
デメリットが存在するのです。

それって何なんでしょう?

 
 
 

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尿バルーンや膀胱ろうのデメリットとは?

 
 
尿バルーンや膀胱ろうは、
頚髄損傷者にとって、
このようなデメリットがあるのです。
 
 

    【尿バルーン】
  • 大きい尿バッグ(尿袋)のままだと、見た目が悪い
  • ベッドや車の移乗時に、気を付けないといけない
  • 入浴時に、外さないと湯船に浸かれない

    【膀胱ろう】
  • 大きい尿バッグ(尿袋)のままだと、見た目が悪い
  • お腹の皮膚からカテーテルが出ているため、傷口の保護が必要である
  • 入浴後は、消毒とガーゼ交換が必要である
 
 
私は見た目を、
メチャメチャ気にしました。

だって尿の入った袋が車椅子から下がってると、
恥ずかしいんですよね。^^;
 
 
また、尿バルーンや膀胱ろうをして尿バッグを付けていると、
軽快に身動きが取りづらくなり、
ベッドや車の移乗時や、その他に何かと邪魔になります。

そう考えると、
ADL(日常生活動作)を確立するために、自己導尿をすることは、
非常に重要になるのです。

最低レベルC6ーAの私でさえできているので、
C6レベル以上だと、練習さえすれば、
自分でカテーテルを入れられるようになりますよ


今後の人生のためにも、
オススメしますね。

私が行っている自己導尿の方法は、
内容が長くなりますので、
改めて違う記事で書かせてもらいます。
 
 
 
ただ、頚髄損傷C6レベルは、
胸から下の感覚がありません。

もし自己導尿するとなると、
どうしても漏れという失敗が、
ついて回ります。
 
 
でも、
なぜ尿が漏れるようになるのでしょう?
 
 

頸髄損傷者はなぜ尿が漏れるようになるの?

 
 
悲しいですが、頚髄損傷者は受傷して日が経つにつれ、
だんだんと膀胱の容量が小さくなってくるという、
症状が出てきます。

過去に私が泌尿器科で測定してみると、
130mlしか溜まらなくなっていました。

健常者の成人で、
平均500ml程度と言われていますので、
少ないのがわかると思います。

ただ、私は動かない部分の感覚はありませんが、
悪寒して鳥肌が立つという
尿がしたくなる感覚はあるのです。
(便やガス、床ずれの傷の痛みも一緒のように感じ、状況に応じて判断している)

その感覚から尿が出るまで、
時間が短いんですよね。

要は、尿意を催してからすぐに、
漏れてしまうという感じになってたんです。
 
 
 
それでは、
薬で漏れを防ぐ方法は、
あるのでしょうか?
 
 

薬で漏れを防ぐ方法はあるの?

 
 
薬には、バップフォー錠剤
いろんな種類があります。

泌尿器科の先生に聞くと、
わかると思いますが、
私が以前に飲んでいたのはこちらです。
 
  • ポラギス
  • バップフォー
 
どちらの薬も、
膀胱(ぼうこう)の収縮を抑制する作用があって、
膀胱容量を増大させ、尿を貯める働きがあります


しかし、ハッキリ言えば、
この薬だけでは、
漏れを防ぐことはできません。

私は毎日飲んでいましたが、
しょっちゅう失敗していましたよ。^^;
 
 
そこで私は、
尿漏れをさせないために、
いろんな注意をしてきました。

次の章では、
その詳細をお教えします。
 
 

私が尿漏れを防ぐために行ってきた注意点とは?

 
 
私の普段は、
ボクサーパンツをはいてズボンを履き、
車椅子に乗って生活しています。

だから尿が漏れると、車椅子と車椅子座布団
車椅子用の座布団まで濡れてしまいますね。

おまけに、皮膚もふやけ、
床ずれの危険性が出てきます。

そうならないためにも、
尿漏れには細心の注意を払っていたのです。
 
 
その内容がこれ。
 

    ≪自宅にいるとき≫
  • 2時間おきに自己導尿していた
  • カフェインの含まれる飲み物を飲まないようにした

    ≪外出時≫
  • 1時間30分おきに自己導尿していた
  • 飲み物を飲まないようにした
 
どちらもほとんど変わりませんが、
外出時の方が自宅にいる時より、
さらに注意を払っていましたね。
 
 
 
尿取りパットや、
オムツをすればいいんじゃない?と思うでしょうが、
プライドがあって、オムツをする自分が許せないんです。

と言っても、
もしものために今でも、
睡眠時や排便時はしているのですがね。^^;
 
 
こういう風に、以前の私は、
尿意がある前に自己導尿をし、
漏れを防いでいたんです。

そういう経緯もあり、
生活していくのにも不便を感じ、
膀胱を拡大するという手術をしました。

そのおかげで、今では尿漏れがほとんど無く、
おまけに尿もたくさん溜まるようになり、
薬も飲まず快適に生活していますよ。

結論として、
自己導尿で長い人生を考えるのであれば、
膀胱を拡大する手術がベストと思います。
 
 
ただ、
この話も長くなりますので、
次回にゆっくりとお話しますね。
 
 

まとめ

 
 
今回、
 
  • 頚髄損傷者の排尿方法とは?
  • 薬で漏れを防ぐ方法はあるの?
  • 私が尿漏れを防ぐために行ってきた注意点とは?
 
について、お教えしました。

どうだったでしょうか?
 
 
外出時の尿漏れは、
テンションガタ落ちになりますので、
細心の注意が必要なんです。^^;
 
 
■今日のまとめ■

    頚髄損傷の排尿方法とは?
  • 尿バルーンをして排出する
  • 膀胱ろうを造って排出する
  • 自己導尿で排出する
 
    薬で漏れを防ぐ方法はあるの?
  • ポラギス・バップフォーという頻尿を抑制する薬がある
 
    私が尿漏れを防ぐために行ってきた注意点とは?
  • 尿意が出る前(2時間おきに自己導尿)する
  • 飲み物(カフェインを含む飲料)を減らす
 
 
私は、生活していく上で、
自己導尿がオススメの排尿方法だと、
思いますよ。

漏らさないために、
いろんな気くばりが必要ですがね。

ただ、体が動きやすくなりますし、
自己で管理ができるので、
一番の方法だと思うんです。
 
 
もし聞きたい事があれば、
コメント欄からご質問くださいね♪
 
 
 

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